WordPressで運営するサイトを1つのサイトにまとめる方法・引っ越し方法について解説します。
たくさん運営しているサイトを整理したい!という場合に、例えば、雑記ブログAサイトと雑記ブログBサイトを結合してCサイトを作りたい、と思ったときにできる方法を見ていきましょう。
サイトを運営していたら、気が付いたらあれ?雑記ブログになってしまっている…って経験ありませんか?
これは雑記だ!と思ったらごちゃまぜブログとして1つにまとめてみましょう。サイトのお引越しとも言いますね。
稼げるサイトを2-3サイトくらい持っていると管理もしやすいですよね。
WordPressで複数サイトをひとつにまとめる・引っ越しする方法
あなたのまとめ方はどんな感じ?
サイトをまとめる時には、大きく分けて以下の2通りがあります。
Aというサイトを運営していて、そのサイトにBサイトの内容をまとめたい場合ですね。
あまり更新しなくなったサイトをメインサイトに入れちゃう感じです。

他には、運営している2つのブログAとBを、新しく取得したドメインでCという新しいサイトに完全にリニューアルしたい時になります。
AとBがイマイチ鳴かず飛ばずで成長せず、中古ドメインCを取って運営しなおしたり、サイトを大幅に整理・リニューアルしたい時のような感じです。

どのようにまとめるとしてもやり方は一緒です!
既存サイトの記事をエクスポートする(退避)
ここではWordpressで作っている記事を前提にお話させてもらいます。
サイトにまとめたいサイトの記事内容を保存しないといけませんのでWordpressの機能のエクスポートを使って保存します。
Aサイトは吸収する側なのでエクスポートする必要はありません。Bサイトをエクスポートする必要があります。

Bサイト(結合したいサイト)のエクスポート方法
WordPressのデータ(投稿・ページ・カテゴリなど)のエクスポートは簡単です。
「メニュー」→「ツール」→「エクスポート」を選択します。

エクスポートでは、エクスポートする内容を選択することができます。
普通のブログサイトだったりアフィリエイトサイトだったら、投稿・固定ページ・メディアをエクスポートすれば間に合うと思います。

投稿を選択すると、
カテゴリー
投稿者
開始日時
ステータス
を選ぶことができます。特定のカテゴリだけ引っ越ししたいなという時は、必要カテゴリだけ選ぶようにします。

下の青い「エクスポートファイルをダウンロード」ボタンをクリックすると、すぐにXMLファイルがダウンロードされます。
このようなファイル形式になります → laptopreneur.WordPress.2021-03-08.xml
サイト丸ごとの場合は、一番上の「すべてのコンテンツ」を選択するようにします。すべて移してから削除したりするでもよいですが、記事もカテゴリも多い場合は気を付けるようにしてくださいね。
Aサイト(結合先サイト)でBサイトをインポートする
結合先のAサイトでは先ほどエクスポートしたファイルをインポートをします。
もしも、新しいCサイトを立ち上げる場合は、Cサイトでインポートします。
「メニュー」→「ツール」→「インポート」を選択します。
下から2番目にWordpressがあるので、「今すぐインストール」をクリックします。もしもインストールされていたら「インポーターの実行」を実行します。

WordPressのインポートで、エクスポートした「ファイルを選択」し「ファイルをアップロードしてインポート」をクリックします。

次に「投稿者の割り当て」画面になりますので、ユーザーを新しく作成、投稿のユーザーを割り当てを行います。
既存のユーザーを選べば問題ないと思います。
投稿にファイルがある場合は「添付ファイルのインポート」にチェックを入れて「実行」をクリックします。投稿に画像を含めていることが普通だと思いますので、ここはチェックをいれることになるでしょう。

実行が完了すると以下の画面に遷移します。
投稿一覧や固定ページ一覧ページで、ちゃんとインポートされているか確認しましょう。

BもCもDサイトもAに取り込みたい場合
たくさんのサイトを全部まとめて1つのサイトで運営したい!!という場合も、同じようにエクスポートとインポートを繰り返せばOKです。
Bサイト→エクスポート
Cサイト→エクスポート → Aで3ファイル(xml)をインポート
Dサイト→エクスポート
ひとつ注意がありますが、いろんなジャンルをすべてエクスポートして取り込むと、Aがめちゃくちゃなごちゃまぜブログになってしまうので、エクスポートする前にカテゴリ整理するか、Aにすべてインポートした後にある程度時間をかけてサイトの整理が必要です。
ここはサイトをマージ(結合)する以上仕方がないですね。
新規サイトCにインポートする場合

Cという新規サイト全く新しいWordpressサイトCを立ち上げて、既存サイトを引っ越したい場合になります。
上の図では、AとBを合わせてCへお引越しになっていますが、Aだけ、Bだけでも方法は同じです。
既存サイトAやBをエクスポートする
前述した通り、今運営している既存サイトでファイルをエクスポートします。複数ある場合は、それぞれのサイトでエクスポートします。
新規で立ち上げたCサイトでインポートする
新しく立ち上げたWordpressサイトで、「メニュー」→「ツール」→「インポート」から進みます。
立ち上げたばかりだとツールのインストールが必要になりますのでツールをインストールします。(↑で説明済みです)
まっさらなサイトなので、既存サイトは「すべてをエクスポート」を選んでも差しさわりがないと思いますが、必要なものをインポートするようにしましょう。
もしも必要のないものもインポートした場合は、削除するだけで良いのですがその手間も結構かかるので、できるだけ必要なものをエクスポート・インポートするようにしましょう。
既存サイトから新規サイトにリダイレクトしよう
引っ越しした後の、古いサイトはどうしたいいの?重複しない?
検索からクリックされたら新しいサイトにいくようにするにはどうするの?
上位表示されているけどSEOはどうなっちゃうの?
という疑問が生まれてくると思います。
対応していきましょう。
使わなくなったAサイトやBサイトにリダイレクトを設定する
リダイレクトとは、簡単に言うと「新しいサイトに飛ばしてくれる」機能になります。
BサイトをAサイトに結合した場合、Bサイトにアクセスが来たらAサイトを見てもらうようにします。
.htaccessというファイルがサーバーにあるので、このファイルに以下を記述(コピペ)します。URLには結合先(引っ越し先)のアドレスを入力してあげます。
Options +FollowSymLinks RewriteEngine on RewriteRule ^(.*)$ https://www.新しいサイトURL.com/$1 [R=301,L]
例:エックスサーバーの.htaccessの編集
エックスサーバーの場合の.htaccessの編集は以下の通りで行います。ロリポップやさくらサーバーなどでもサーバーパネルから編集することが可能です。
またはFTPでアクセスしたらフォルダのトップに.htaccessが保存されていますので、直接編集することも可能です。

登録ドメインにそれぞれ.htaccessがあるので、設定したいドメインを選択します。

.htaccess編集のタブがあるのでクリックします。

.htaccessの編集が画面が開きます。この.htaccessに最初から記述されている内容は使っているサーバーによって違います。
#BEGIN WORDPRESS ~ #END WORDPRESSの間にリダイレクトのコードをコピー&ペーストしましょう。
URLは引っ越し先(飛ばしたいURL)を間違いないように入力します。

既存の古いサイトが検索結果からしっかりリダイレクトされるかテスト
BサイトをAサイトに結合(引っ越し)した場合、Bサイトの記事を何でもよいので検索してみましょう。
タイトルもURLもBサイトであることを確認し、クリックしたらAサイトにURLに変わった記事になっているか確認します。
引っ越し後の古いサイトはどうしたらいい?
例えばBサイトをAサイトに結合して、これからBサイトを使わなくなる場合どうしたらいいか説明します。
B→Aサイトへリダイレクトを指定すると、しばらくの間はBサイトが生き残って検索結果に表示されます。
しかし、Aサイトへリダイレクトされながら、検索順位変動が行われる中で、次第にBサイトは圏外に飛ばされてインデックスされないようになります。そんなに時間がかかりません。
Bサイトが見つからない、あるいはGoogle Analyticsでアクセスがゼロになったことが確認できたら、サーバーからBサイトは削除して構いません。
サイトの結合(引っ越しの)SEO的な観点は?
BサイトをAサイトに引っ越した、AサイトとBサイトを合わせてCサイトを立ち上げた場合のSEOはどうなるのか気になるところです。
Bサイトが上位表示されていた記事はどうなっちゃうのでしょうか?
結論から言いますと、Googleのアルゴリズムに従って順位変動が行われます。
Bサイトで上位表示されている記事があり、この上位表示は絶対に譲れない!!!という場合は、無理せずサイト結合・引っ越しはしないほうが無難です。
ドメインにはドメインパワー(DAなど)というものがあるので、BからAへ引っ越した場合、Aサイトのドメインパワーに依存するようになります。
とは言っても、全くの圏外に飛ばされることは稀で1ページ目の1位~10位の中でランクダウンと言う事になると思います。これは保証はできませんのでしっかり考えてから結合するようにしましょう。
しっかりしたコンテンツであれば、落ちてしまってもまた復活してきます。
1位を取れているなど、どうしても嫌な場合はサイトはそのまま残しておいて、必要な記事だけのお引越しをおすすめします。
まとめ:Wordpressを結合する方法
エクスポート、インポート機能を使った場合、Wordpressサイトの結合や引っ越しは非常に簡単にできてしまいます。
データベースを触ることになりますので、バックアップは取るようにしておきましょう。
1つのサイトにしたほうが管理が楽、記事数が増えてサイトボリュームが増えるなどのメリットもあります。
一方、ユーザー目線で見たら2つや3つに分けておいた方が見やすいという場合もあるので、サイト設計をしっかり考えたうえで実行するようにしましょう!!
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