サイトを運営していると、特にWordpressでブログやアフィリエイトをしているとカテゴリ分けとタグ付けに悩むときがあると思います。
カテゴリとタグはどう違うのか、どう使い分けるのか?また、上手なカテゴリ分けとタグ付はどうしたらいいのか解説したいと思います。
え?どういうこと?って思いましたか?
それとも、そんなん当たり前やん!って思いましたか?
サイトの中でページがカテゴリ分けされると思いますが、サイトそのものも大きなカテゴリの1つです。
例えば、
特化サイトはサイトそのものがカテゴライズされています。
すでに抽象度が一番大きなところでサイトが分けられていますよね!これに対して、サイト自体にカテゴリがないのは、「ごちゃまぜサイト」になります。
ごちゃまぜサイトだったら、上のグルメ、旅行、FX/投資、美容などのカテゴリが必要になってきます。
しっかりしたカテゴライズという意味、正しいサイト設計と言う意味では、ほとんどグルメレポのサイトなのに、美容というカテゴリがあるのは本来おかしいことなんですよね。ダメではありませんが。
サイトのカテゴリ、記事のカテゴリ、まずしっかりできていますか?Googleもサイトの専門性を評価していますので。
どっちがどっち?カテゴリとタグの違いって?
さて、サイト自体が大きなカテゴリになっている話をしましたが、ここで本題です。
カテゴリとタグの違いって何?ってところです。
カテゴリとは、
そのページ(投稿や商品)が何について語られているか分けてあげて、読み手に対してどんな分野の記事や商品であるか教えてあげるものです。
タグとは、
そのページ(投稿)の詳細の説明になり、つまりカテゴリの説明付けになります。1つのスイカがあって片方は種あり、片方は種無し、2つに切った時に、その割れたスイカに「種あり」「種無し」と付箋を付けてあげるイメージです。
カテゴリは大きな分類(だから項目も少ない)、タグは小さな分類(だから項目も多い)になります。
タグ
カテゴリ
などなど、カテゴリはざっくりなのに対して、タグは細かい説明を付けようと思ったらいくらでもつけられそうですね。
カテゴリ:ざっくり&少 > タグ:細かい&多
ジャンルによっては必ずしも当てはまらないかも知れませんが、基本的な考え方です。
切り方いろいろ、でも目的地に最短で到着できるようにカテゴリ分け、タグ付けさせる
実際、カテゴリになりそうなものをタグに、タグになりそうなものもカテゴリにすることもできちゃいますよね。だから悩みます。
分け方、切り方はいろいろありますが、結論を先に言うと、「探すものに最短ルートでたどり着けるか」ということです。
階層の浅いブログの場合は変な分け方をしていてもあまり弊害はありませんが、コスメのショッピングサイトなど階層があり、商品点数が多い場合、カテゴリ分け、タグ付けはとても重要です。
映画での例
例えば、映画のサイトを運営していたとします。
まず、サイト自体が映画というカテゴリですね。映画には邦画と洋画があり、韓国映画、インド映画もあります。
映画(サイト)
|_ 邦画
|_ 洋画
|_ 韓国
|_ インド
邦画というカテゴリはもっと細かく分けることができると思います。
映画(サイト)
|_ 邦画
|_ アクション
|_ サスペンス
|_ SF
|_ ヒューマン
と、邦画の中のジャンルを切り分けて具体化していくことができます。
今度はさらに、アクションやサスペンスを具体化して行ってみましょう。
んんんんーー、、パッと思いつきませんね!
無理やり分けるとしたら、「年代」とか、「刑事もの」とか、「どんでん返し」とかできますが、そうすると別の子カテゴリにも同じ項目が発生してしまいます。
映画(サイト)
|_ 邦画
|_ アクション
|_ 1990年代
|_ 2000年代
|_ サスペンス
|_ どんでん返し
|_ 刑事もの
|_ SF
|_ 1990年代
|_ 2000年代
|_ ヒューマン
|_ どんでん返し
無理やり子カテゴリを作ってみましたが、いくつものカテゴリに属する項目になってしまい重複が発生しています。
この時点で、「これらのカテゴリはこの下にぶら下がるべきものじゃない」と言えることになります。
でしたので、年代や刑事ものなのは、詳細説明になりますので、タグにしてあげるのが自然です。
実際には、アクション、サスペンスなども邦画でも洋画でもあり重複しますので、これらもタグとして取り扱うこともできます。
重複している!!
映画(サイト)
|_ 邦画
|_ アクション
|_ サスペンス
|_ SF
|_ ヒューマン
|_ 洋画
|_ アクション
|_ サスペンス
|_ SF
|_ ヒューマン
別な視点で、こういうカテゴリ分けもできます。
映画(サイト)
|_ アクション
|_ サスペンス
|_ SF
|_ ヒューマン
アクションの下に邦画、洋画、年代、アクションのジャンルをぶら下げることは可能ですが、他のカテゴリにも同じものがぶら下がることになります。
なのでこの分け方をしたらそれ以上の情報はタグを付けてあげるのが良い選択です。
俳優や女優などもそうですね。何千、何万という俳優さんたちでカテゴリ分けをしたら選ぶのに時間がかかります。まずは、ハリウッド女優なのか?邦画の女優なのか?大きく切ってあげるのが選びやすいと思います。
実際、国別映画で分けても、映画のジャンルで分けてもどちらでも間違いではありません。
どちらがサイト訪問者が迷いにくいか、記事に最短でたどり着けるか?を意識してあげましょう。
レンタルビデオ屋に行くと、邦画、洋画、韓国などまずは国別に分けられていると思います。いきなりアクションとかSFで分けられているより直感的に探しやすいということです。
化粧品の例
化粧品・コスメのネットショップでもカテゴリはとても重要です。消費者に探している製品をしっかり見つけてもらわなければ機会損失してしまいます。
大手化粧品・コスメサイトの場合こんな感じのカテゴリになっています (@コスメを参考にしています)。
スキンケア・基礎化粧品
|_ 洗顔料
|_ クレンジング
|_ 化粧水
|_ 乳液
|_ 美容液
|_ パック・フェイスマスク
|_ ゴマージュ・ピーリング
メイクアップ
|_ アイライナー
|_ マスカラ
|_ アイシャドウ
|_ 口紅
|_ チーク
|_ マニキュア
日焼け対策・UVケア
|_ 日焼け止め・UVケア(顔用)
|_ 日焼け止め・UVケア( ボディ用 )
大 ⇒ 小へとカテゴライズされているのが分かりますね!
下はタグ付けの一部です。どこのカテゴリにも属する(重複しそうな)キーワードがタグになっていますよね。
美白
毛穴
ニキビ
うるおい
アンチエイジング
デトックス・代謝を上げる
10代
20代前半
20代後半
30代前半
30代後半
40代
50代~
普通肌
乾燥肌
脂性肌
混合肌
敏感肌
アトピー
カテゴリもタグも良かれと思って細かくしぎると、選ぶのに迷わせることになりますので注意です!!
WordPress上でのカテゴリとタグの違い
実際Wordpress上では、カテゴリになりそうなものをタグにすることも、タグになりそうなものをカテゴリに設定出来ちゃいます。
WordPress上で違うことはカテゴリは子カテゴリを作れて階層にできますが、タグは階層にすることはできません。(グループにはできます)
それくらいカテゴリとタグは似ています。
サイトを構成する上で1つのページ(投稿)につき1カテゴリ複数タグが自然な構成です。
そもそも自分で分かりやすいようにつけなければいけません!
カテゴリはURLに含められるがタグは含められない
カテゴリはパーマリンク設定でURLに含ませることが可能です。タグを入れることはWordpressではできません。カテゴリを入れないこともできますが、カテゴリを入れているサイトは比較的多いですよね。
カテゴリを入れる不都合なこととして、カテゴリの大幅見直し、再編成をした時にそのリンクが変わってしまうところにあります。
サイトが育った後のカテゴリ修正は推奨しませんので、カテゴリとタグはURLに含ませない、あるいは変更しない、とした方が良いでしょう。
1つの投稿を複数のカテゴリに入れるのは合ってる?
チェック入れまくってなーい?
1つの投稿が二つのカテゴリに属するな~って思って両方にチェックすることがあると思います。
SEO的には別にその投稿ポストに情報が付与されているだけですので、重複コンテンツなどにはなりませんので、複数カテゴリに入れるのは問題ありません。
しかし、1個のトピックが複数のカテゴリに入っちゃうってことは、
と思います。
ですので、出来ればカテゴリは1つ、そして情報付与としてタグを与えてあげるのが正解だと思っています。
例えば、
という3つのカテゴリを持っていたとして、あなたが書いた記事が、ワードプレスにも当てはまるし、、、SEO対策にも当てはまるし・・・、アフィリエイトのことだからウェブマーケティングにも当てはまるし・・・ということで、3つのカテゴリすべてに入れたとします。
この場合、その記事は「カテゴリ分け出来ない状態になっている」ということですよね。 おそらく、この上の段階にもう一つカテゴリがあるべき状態で、上手にタグを付けてあげるのが良さそうです。
例えば、ネットビジネスという親カテゴリの下に、3つを入れてあげます。それで、すべてに該当しそうだなと思う記事は、親カテゴリに入れてあげればいいんです。
親カテ:ネットビジネス
子カテ:ウェブマーケティング
子カテ:ワードプレス
子カテ:SEO対策
あるいは、
親カテ:ウェブマーケティング
子カテ:ワードプレス
子カテ:SEO対策
または
親カテ:ネットビジネス
タグ:SEO対策
タグ:ワードプレス
タグ:マーケティング
としてあげるのも良いでしょう。
時にテーマによっては関連記事などがカテゴリからのみ選べるものがあり、その場合あまりに大きな括りから関連記事が表示されてしまう事があるかも知れません。
その場合は、もう少し抽象度を落としてカテゴリ分けをしてあげましょう。それか自分でタグでも関連記事が表示できるようにするかですね。
もちろんサイト自身が一つのカテゴリでありますので、内容のほとんどがネットビジネスのサイトであれば、もう一段階下りた親カテゴリを付けてあげましょうね。
インスタグラムをタグル時の頭の使い方
おまけ
これはおまけのお話ですが、今はググるではなく、「タグる」というがあります。
これはツイッターやインスタグラムでタグという文化がかなり一般的になったことから生まれています。
タグを検索したことがある人はわかると思いますが、タグの場合、頭の中にはすでに検索したいカテゴリは出来上がっていて、その詳細を探すということをすると思います。
つまり、タグって調べたいことの「細かいことを調べたい時に使う」ケースが多いのです。もちろん、大きなテーマも検索したい時にも使えますけどね。
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