パソコンのデータバックアップや移行が無料で簡単にできるバックアップ管理ソフト「MiniTool® ShadowMaker Free 4.0」の使い方をご紹介します。データをバックアップって普段はしませんが、PCにトラブルがあった時に速やかに復元できる状況を簡単に作ることができるのでやっておいて損はありません。
無料で使えるソフトですが、高機能の有料版もあります。今回は無料版でのレビューとなります。
ShadowMakerってどんなことができる?
ShadowMakerは主に以下のことができるバックアップツールです。
- OS/Windowsのバックアップ
- 高速でシステム復元
- 自動ファイル同期
- ディスククローン
Shadowmaker4.0になり以下のように大幅にメニュー画面が変わりました。できることは変わりませんが、ディスク容量や使用容量などがすごく見やすいのでかなり良いアップデートだと思います。

3.6の時はこんな感じです。

Shadowmaker無料版と有料版の違い
Shadowmakerは無料でも十分使えるツールですが、有料版も用意されています。
月額利用、年間利用、買いきりの3つになり、ソフトとしてはProの1つだけです。Proでしかできない機能としては、
- 完全/差分バックアップ ログイン/ログアウト時のバックアップ SSL暗号化
- コマンドラインでバックアップ リモートコンピューターの管理 PXEブートツール
- WinPEでバックアップ WinPEで同期 WinPEでバックアップ管理 Universal Restore in WinPE
なんのこっちゃー!って感じですよね。普通にPCをバックアップするだけならば無料版で問題ありません。
要はPROという通りお仕事でバックアップを取りたい時などになり、個人PCでは必要ないと思います。


Shadowmakerの価格について
Shadowmakerの価格設定は以下の通りとなっています。
- 月額払いで使う場合:月840円(税込924円)
- 年回払いで使う場合:月415円(税込456.5円)
- 生涯利用で一括支払:10,950円(税込12,045円)
年間払いで払った場合、1年5478円になりますので、2年使う場合は生涯利用のProを購入されたほうがよいでしょう。
1か月だけ、今だけ!という利用方法だと月額払いで1か月利用してやめるのも手です。バックアップツールは1つあると便利なので1万円くらいだったら購入しちゃっても良い気もします。
ただし個人利用のPCであればPROを購入する必要はないと思います。
Shadowmakerでデータバックアップを作ってみた!
さっそくShadowmakerでデータのバックアップをしてみました。
バックアップが取れるのは以下の記憶装置(メディア)です。
- HDD
- SSD
- USB外付けディスク
- ハードウェアRAID
- ネットワークアタッチドストレージ(NAS)
- ホームファイルサーバー
容量の多いハードドライブをバックアップしてみました。
外付けハードディスクが何個か接続されているPCでは以下のようにディスクドライブが表示されます。
ホームで自分のPCの容量や使用量を確認するようにしましょう。

上の画像の「今すぐバックアップ」をクリックするか、左のメニューから「Backup」を選択します。
左側のSOURCEがバックアップしたいディスク(バックアップ元)、右側のDESTINATIONが保存先(バックアップ先)になります。

ドライブ全体をバックアップすることもできるし、フォルダを選択してバックアップすることも可能です。
容量が大きいため1つのフォルダをバックアップしてみます。
「熱海・箱根」をバックアップしてみます。

フォルダを選択して、バックアップしたものの保存先を選んだら「Back Up Now」をクリックします。

バックアップがはじまりステータスバーが動いていきます。
3GBの大きなフォルダでしたが思ったより時間がかからなかったです。
終わったらシャットダウンする指定もできるので、大容量ファイル・フォルダの場合は終わったらPCがシャットダウンするようにするのが良いですね。

backupdataというフォルダの中にバックアップファイルが出来ました!!!
このファイルも2.8GBあるので圧縮されて保存されるわけではありませんね。

バックアップから新しいPCで復元をしてみた!
バックアップファイルを別のPCで復元をしてみました。
1つのフォルダなのでUSBでも移動できるのですが、、、このツールを使ってみたいと思います!
左のメニューから「Restore」を選択して、右側の「++Add Backup」クリックします。

バックアップファイルが保存されているフォルダを選択して、 .mfiファイルを選択しOKをクリックします。基本的に容量が大きなファイルになると思います。

バックアップしたファイルのイメージファイル(1つの塊のファイル)が見つかりますので、右側の「Restore」をクリックします。

Backup revision(バージョン)を選びます。
バックアップがされた日時が書かれたボタンが表示されるので(画面はすでに選択されています)、そのままNextをクリックします。

バックアップファイルの展開先を選択してNextをクリックします。

バックアップファイルをどこに展開するか選択します。「Browse」をクリックしてフォルダを選ぶことができます。
「Start」をクリックするとバックアップファイルの展開が始まります。

ステータスバーで進捗が表示されます。
ドライブ全体のバックアップの場合は時間がかかるので、展開が完了したらシャットダウンしたい場合は、ステータスバーの下の「Shut down the computer whne the operation is completed」にチェックを入れましょう。

展開が終わると以下の画像のように写真が展開されています。

まとめ:
今回、無料でパソコンのバックアップと移行が簡単にできるソフト「Minitool Shadowmaker」をご紹介しました。
ここまでできるのは良い時代ですね。仕事のファイル、子どもの写真など大事なデータなどは定期的にバックアップを作る習慣にしておくと何か起こった時に泣くことはありません。
と言いつつ、なかなかしていない私ではあります。。。これを機会に心を改めよう。
結構大事なファイルばかりなんですよね。子どもの思い出とか。ハードディスクがクラッシュしたら泣きます。。
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